中古住宅を購入したら入居前にフロアコーティングをしよう！
空き家問題が話題に上がる昨今、中古住宅の需要が高まり注目を集めています。使用感や破損が目立ちやすい床を施工すると、見栄えが大きく変わることをご存知ですか？本記事では入居前のフロアコーティングの重要性に着目し、効果的なタイミングや薬剤について詳しく説明します。
中古住宅にフロアコーティングは必要？
フロアコーティングとは、フローリング専用の塗料を指します。塗布することによって、フローリング材をあらゆるダメージから守る塗膜が張られます。ワックスとの違いやフロアコーティングの重要性について確認していきましょう。
状態にもよるがあったほうがいい
中古住宅であっても、フロアコーティングを施工することをおすすめします。フロアコーティングをすることで、床の痛みや傷を守り、新たな傷ができるのを防止できます。ワックスと比べても圧倒的に耐久年数が長いので、定期的なメンテナンスを減らし美しい状態を長く保てます。
ワックスよりも耐久年数が長い
ワックスの耐久年数は半年～1年ほどで、定期的なメンテナンスが求められます。ワックスのメンテナンスにはワックスの剥離が必要ですが、時間と労力のかかる作業なので苦労も多いでしょう。種類にもよりますが一般的なワックスの耐久年数は半年から1年、フロアコーティングは数年～数十年となっています。フロアコーティングの施工には保証期間が用意されえている場合も多いので、もしもの時にも安心です。安価ではありませんが、初期投資として入居前に隅々まで綺麗に施工してもらうのがおすすめです。
中古住宅にフロアコーティングをするなら入居前がおすすめ
フロアコーティングは新築・中古関係なく施工することも可能で、対応業者も多くいます。家具が置かれている状況だと荷物移動に追加料金が発生するので、何もない状態で業者を迎えるのがよいでしょう。そのため入居前やリフォーム前が最適とされています。荷物の搬入がない空っぽの状態で隅までしっかりと薬剤を塗布してもらいましょう。コーティングをすることで、水や傷に強く汚れが落ちやすくなるので、入居後の掃除も楽になりますよ。
中古住宅にフロアコーティングをするメリット
中古住宅の活用方法はさまざまで、不動産投資や転売という方法もあります。住むにしろ売るにしろ、いずれの場合も初見の印象はとても重要です。フロアコーティングを施工することで、どのような効果を得られるのでしょうか。
見栄えがいい
床の痛みが気になる場合にも、古いワックスを除去しコーティングに切り替えることで印象が大きく変わることがあります。フロアコーティングの価格は、フローリング張り替えの半分以下の価格とされています。費用対効果は抜群で、光沢のある床は新築のように見えることすらあります。
不動産投資や転売を目的に購入した場合にも、リフォームの一環として施工することをおすすめします。部屋の大部分を占める壁や床の劣化は、部屋の印象を大きく左右するからです。リフォームやDIY、メンテナンスをするときには、視界に入りやすい大きな面積を占める場所を綺麗にすると驚くほど印象が変わります。
効果を選べる
傷を防止するだけでなく、滑り止めにもなるフロアコーティングは、家庭環境によって大きな役割を果たします。老人や子どもの怪我を防ぐことにもつながるので、見た目以上の効果を実感できることもあるでしょう。そのほかの効果とコーティングの種類については、次で詳しく説明します。
中古住宅に合ったフロアコーティングの選び方
フロアコーティングの材質は床の状態・性能・価格によって選ぶことをおすすめします。フロアコーティングは、ウレタンコーティング、ガラスコーティング、UVコーティング、シリコンコーティングの4種類に分類されます。フロアコーティングの主な効果は、耐久年数・擦り傷防止・滑り止め・艶感・安全性です。
理想の仕上がりや効果によって使用するコーティング剤を選び、業者と一緒に床の状態を見ながら調整するのがよいでしょう。業者によって対応できる液剤や価格が異なるので、相見積もりをとって費用対効果を比較することも重要です。一度施工すれば効果が長く持続するので、少し面倒でも納得して依頼できる業者を見つけることをおすすめします。
フロアコーティングの種類
・ガラスコーティング
性質のバランスがよく耐傷性が高く、落ち着いた艶間に仕上がります。
・UVコーティング
傷や汚れに強く光沢が強いのが特徴です。硬化時間が早いので即日施工が可能ですが、専用機材を使うので価格は高めです。
・シリコンコーティング
光沢がほどよく滑りにくいので、小さな子ども・高齢者・ペットがいても安心です。価格が低いぶん、ほかと比べると耐用年数が短いです。
・ウレタンコーティング
光沢が少ないので、落ち着いた印象に仕上がります。コーティング剤によって水性と油性があり、それぞれに特徴があります。水性は安全性に配慮した液剤が使用されています。油性は水性よりも耐用年数が長くなるとされています。
まとめ
フロアコーティングは耐久年数が長く、一度施工すると長く品質を保つことができます。室内に何も置いていない状態で施工をすることで、薬剤を隅々まで綺麗に塗布できます。毎年のメンテナンスを考えても、入居前に思い切ってフロアコーティングをしてしまうのがおすすめです。費用対効果はバツグンで、見違えて見えますよ。
