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ワックスフリーの床材にはフロアコーティングは必要?床材の種類も解説!

公開日:2021/10/15  最終更新日:2022/07/26
ワックスフリーの床材にはフロアコーティングは必要?床材の種類も解説!

フローリングにはさまざまな種類があります。なかには防汚性能を備えたワックスフリーの床材もあります。では、ワックスフリーの床材にはワックスやフロアコーティングの施工は一切不要なのでしょうか。ここでは新築時やリフォーム時の床材選びに役立つ、フローリングの種類とワックスフリーの床材のメンテナンスについて紹介します。

フローリングの種類

フローリングの構造には大きく分けて「単層フローリング」「複合フローリング」の2種類がありまます。

無垢材を使ったフローリングは単層フローリングにあたります。無垢の木材でつくられたフローリングは木の風合いをそのまま楽しむことができ、年月が経つにつれて味がでます。木本来の調湿機能も高く、木の香りによる癒し効果や温かみが魅力です。

ただし、無垢材は自然素材なので品質や形状にバラつきがあったり、湿度による伸縮で曲がりや歪みが生じたりすることがあるというデメリットもあります。また、塗装やフロアコーティング処理を行わないと傷や汚れがつきやすく、水拭きをすることもできません。

木が硬く比較的キズがつきにくい樹種はウォールナット、ローズウッド、メープル、オーク、チーク、ナラ、タモ、ブナ、カリンなどで、柔らかく手触りがいいのはヒノキ、杉、キリなどです。木材のカットには「板目」と「柾目」があり、カット方法によって断面の表情と特徴が変わってきます。

複合フローリングは複数の板を重ねて作る合板で、膨張や収縮等の変形が生じにくく品質にもムラがないため、施工しやすい床材です。複合フローリングは無垢フローリングと比べて価格も安く、表面の化粧単版やシートによるさまざまなデザインが可能です。

遮音性能や耐熱性能を備えたものや防滑機能のあるもの、ワックス不要処理が施されたものなどさまざまな機能を備えたものがあります。複合フローリングは無垢材と比べると傷や汚れに耐性がありますが、経年劣化による傷みや傷んだ部分のメンテナンス・補修が難しいというデメリットがあります。

ワックスフリーの床材もある

複合フローリングにはワックスフリー(ノンワックス床材)と呼ばれるものがあります。ワックスフリーの床材には耐久性を高める特殊加工が施されており、定期的に面倒なワックスがけをしなくても一定期間フローリングをきれいな状態に保つことができ、水拭きなどの掃除で簡単に汚れが落とせるといった特徴があります。

ただ、ワックスフリーの床材はワックスをかけてはいけないフローリングというわけではありません。ワックスフリーの床材には各メーカーが専用のワックスを用意しています。専用ワックスを使い表面加工を保護することでフローリングの寿命を伸ばすことができます。

ワックスフリーの床材にワックスがけをする場合は、きちんと専用のものを使わないとワックスを弾いてしまったり、特殊加工のクラックにつながったりします。防菌・防滑といった特殊加工の効果が失われてしまうリスクもあるため、きちんと専用ワックスを使うことをおすすめします。

ワックスフリーの床材にフロアコーティングは不要なのか

ワックスフリーの床材は「ワックスがけをしなくても一定期間は汚れにくい」というもので、その効果が永続するわけではありません。ワックスフリーの床材にもフロアコーティングをすることで、フローリングの寿命をさらに伸ばすことができます

複合フローリングには木目が印刷されたオレフィンシートや化粧単版が貼られたものがありますが、最近の主流はシートフローリングです。無垢フローリングと比べると傷つきにくい複合フローリングですが、一度シート部分に傷がついてしまうと補修しづらいのは上記のとおりです。

ワックスフリー床材に備わった耐水性や耐久性も、年月が経つにつれ性能が落ちていきます。フロアコーティングは劣化のしにくさと耐久性が特徴です。ワックスフリーの床材であっても、フローリングの美観を長期にわたって保つためにフロアコーティングを施すことは有効な手段となります。

ワックスフリー床材におすすめのフロアコーティングは保証が長期で充実していて、メンテナンス対応が可能なものです。仕上がりは光沢のあるUVコーティングや、床材の風合いを残すことできるガラスコーティングなど好みに合わせて選ぶといいでしょう。

ワックスフリーの床材の耐久年数は510年程度ですが、フロアコーティングを施すと2030年以上の耐久性を持たせることができます。施工業者を選ぶ際は保証の期間と内容、アフターフォローについて確認してください。なるべく長期保証で、保証期間にコーティングの剥がれなどがあった場合は無償で補修してもらえる業者を選ぶのがおすすめです。

 

特殊加工で防汚性能を備え、お手入れが楽なワックスフリーの床材ですが、フロアコーティングを施すことでフローリングの耐久年数を2~3倍に伸ばすことができます。フロアコーティングにもさまざまな種類があるので、価格と性能のバランス、仕上がりなどを比較してみるといいでしょう。紹介した内容を参考に、ぜひ美しいフローリングの維持を目指してください。