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フロアコーティング関連コラム

ワックスとフロアコーティングって何が違うの?

公開日:2021/12/15  最終更新日:2022/07/26
ワックスとフロアコーティングって何が違うの?

フローリング材を保護する方法は、大きく分けてワックスとフロアコーティングの2つがあります。どちらも聞いたことがある人が多いでしょう。しかし、ワックスとフロアコーティングは具体的に何が違うのでしょうか?この記事では、ワックスとフロアコーティングの違いについて詳しく解説します。

耐久性の違い

ワックスとフロアコーティングの違いとしてまず大きいのが耐久性です。それぞれの耐久性について見ていきましょう。

■ワックスの耐久性

ワックスの耐久性は、3か月から半年程度といわれています。そのため、こまめに塗りなおす必要があります。塗りなおさずに放置してしまうとワックスが劣化し、うろこ状にひび割れてしまったり、剥がれてしまったりします。

また、ワックスはフローリングの保護より、輝きや美観を目的としているため、保護膜が薄く、硬度も低いという特徴があります。そのため、ワックスがけの際は何層も塗らなければ耐久性や光沢を作ることはできません。

またワックスは、摩擦や水に弱いという性質があります。日常生活の中でも、スリッパや家具の移動などでフローリングに摩擦が起こると、その部分だけワックスがとれてしまうことがあります。

ワックスがとれてしまうと、見た目の輝きもなくなってしまいます。そして水にも弱いので、普段のお手入れとして水拭きができません。水だけでなく、ジュースの飲みこぼしなどの液体を放置すると、ワックスが白濁化してしまったり、酸が強いペットの尿が付着すると剥げてシミになってしまったりします。

■フロアコーティングの耐久性

見た目の輝きや美観を重視するワックスに対し、フロアコーティングは傷や汚れからフローリングを守ることを目的としています。そのため、耐久性はワックスよりもはるかに高く、リーズナブルなものでも5年、多くのフロアコーティングが10年を超える耐久性を持っているのです。傷からフローリングを守ってくれるので、日常生活で起こる摩擦でフローリングが傷つくことは滅多にありません。

また、フロアコーティングの種類によりますが、耐水性や耐薬品性に強いものが多いです。そのため、日々のお手入れで水拭きすることができ、さらに薬品が染み込んでも床そのものにダメージを与えることはありません。

費用の違い

次に、ワックスとフロアコーティングの費用の違いについて解説します。

■ワックスの費用

市販の家庭用ワックスは数百円から数千円です。そのほか、塗るためのモップや剥離作業で使う薬剤、トレイ、スクレイパーなど備品をそろえると数万円ほどになります。ただし、ワックスがけをすべて自分でやるのは、大のDIY好きでない限り大変な作業となります。そのため業者に依頼するという方も多いでしょう。

業者に依頼すると、1㎡あたり500~1,000円が相場です。また、別途で剥離費として1㎡あたり500円ほどかかることが多いです。

■フロアコーティングの費用

フロアコーティングを自分でやるのはなかなか難しいので、業者に依頼することがほとんどです。フロアコーティングを業者に依頼すると、1㎡あたり2,000~5,000円が相場となっています。ただしフロアコーティングは種類によって金額の幅があり、一度に施工する面積によって1㎡あたりの単価が下がることもあります。

■ワックスとフロアコーティングはどっちが安い?

ワックスとフロアコーティングは、一度の施工にかかる費用だけ見ればワックスの方が安いことは明らかです。しかしワックスの耐久性から、最低でも半年に一度は塗りなおさなければなりません。年に2回、それを毎年続けることになります。

一方フロアコーティングは、一度の施工にかかる費用は高いものの、10年以上の耐久性を持っているものがほとんどです。そのため、トータルして考えると、フロアコーティングの方が安いといえます。

メンテナンス・お手入れ方法の違い

次に、ワックスとフロアコーティングのメンテナンスやお手入れ方法の違いを見ていきましょう。

■ワックスのメンテナンス・お手入れ方法

ワックスは3か月~半年に一度上塗りをしていきますが、上塗りを続けていくと床全体の塗膜の厚さにムラが出るようになったり、汚れが目立つようになったりします。そうなったら、一度ワックスを剥離し、綺麗なフローリングにワックスを塗っていくことになります。一度剥離することでフローリングがとてもきれいになります。ただし、あまりにこまめに剥離してしまうと、フローリングに与えるダメージが大きくなってしまうので注意が必要です。

また、ワックスを施した床のお手入れは、硬く絞った雑巾での掃除がおすすめです。ただ、力強く拭きすぎてしまうとワックスの塗膜が剥がれてしまうので注意しましょう。水への耐性もないので、仕上げの乾拭きは必須です。

■フロアコーティングのメンテナンス・お手入れ方法

フロアコーティングは、基本的に一度施工すればメンテナンスは必要ありません。お手入れ方法としては、水拭きはもちろん、アルコールなどの薬剤を使ったお掃除も大丈夫です。薬剤を使えば油汚れなども綺麗に落とすことができるので、フローリングを常に綺麗に保つことができます。

 

ワックスとフロアコーティングの違いについて解説しました。ワックスとフロアコーティングは、床を綺麗に見せたり保護したりするといった意味では同じに見えても、まったく違うものです。それぞれの家庭に合う方を選んで、フローリングを綺麗にしましょう。