マットな艶感が人気の秘訣！？ガラスコーティングの特徴や効果とは

ツヤツヤのフローリングが好みではない人もいるのではないでしょうか。そんな人には、マットな艶感のガラスコーティングがおすすめです。この記事では、ガラスコーティングの特徴や効果、施行後の注意点を紹介します。フロアコーティングを検討中の人は参考にしてくださいね。

ガラスコーティングの特徴

ガラスコーティングは、フロアコーティングの代表的な1つです。仕上がりがナチュラルで施工性もよいため、多くの業者で取り扱われています。塗料・資機材が安価で済むのにもかかわらず、フローリング本体のテイストを損ねることなく、安全で硬度の高い薄膜を形成。そのため、床に傷ができにくく光沢性が低いため、傷ができても目立ちにくいという特徴があります。

業者としても扱いやすく、全体的にメリットが多いコーティングだといえるでしょう。そのため、最近ではインターネットやオプション販売会問わず、最も多く施工されています。しかし、ガラスコーティングが出回ったのはここ10年足らずのこと。それだけに改良や発展の余地も充分にあると考えられています。

同時に、長期経過した際にどのような不具合が生じるかハッキリしていないという不安要素も。また、ガラスコーティングといっても、実際にガラス質の被膜をコーティングするわけではありません。実際にはガラス膜ではなく、薄膜のシリコン被膜をコーティングしています。

ガラスコーティングの効果

ガラスコーティングすることで、どのような効果があるのでしょうか。3つの点を取り上げます。

1つ目は、フローリングの質感・見た目を変えずにしっかりコーティングできることです。ガラスコーティングは、他のコーティングと比べて非常に薄い被膜を形成することが可能。そのため、あまり光沢を出さずともフローリングをしっかりコーティングできます。「ツヤツヤと光るフローリングが苦手」「インテリアにマッチしない」という方も、施行後に変化があまりないガラスコーティングは安心です。見た目は変わらずとも、フローリングの耐久性はしっかり底上げされ強い床に生まれ変わります。

2つ目は、硬度が高く、傷つきにくくなることです。ガラスコーティングは、表面硬度が高く傷に強いことで知られています。ガラスコーティングを1度するだけで、20年以上のお掃除に渡って、掃除だけでは解決できないフローリングの細かい傷を大幅に改善。美しさと清潔さを長期間キープします。

3つ目は、粗や汚れがわかりにくくなることです。生活していると、物を床に落としたり傷つけてしまったりすることが起こるもの。また、皮脂汚れが付着することも。UVコーティングやシリコンコーティングの場合、少しのゴミや傷でも目立ってしまいます。加えて、皮脂汚れが付着した際には、しっかり拭き取る必要があります。しかし、ガラスコーティングは光沢が少ないことが特徴です。傷やホコリ、ゴミなどが床に混入した際も目立ちにくく、お手入れしやすくなります。

ガラスコーティング施工後の注意点

では、ガラスコーティング施行後にはどんなことに注意したらよいのでしょうか。

1つ目は、塩素系の洗剤や薬品を使用しないことです。UVコーティング以外のコーティングは、すべて高い濃度の塩素系薬品で溶けるという性質を持っています。そのため、塩素系のハイターや洗剤を使用する際は床に落とさないように注意してください。落とす心配があるなら、マットを引くなど対策をしておきましょう。また、塩素系の洗剤を使用する際は、希釈して濃度を薄くして使うことをおすすめします。

また、ガラスコーティングは完全に硬化するまでに1〜2週間かかります。完全に硬化するまでの間は、コーティングの機能を果たしません。そのため、その期間には塩素系の洗剤や水分を落とさないようにしてください。業者が発行する注意書をしっかり把握して、それに従って生活しましょう。

2つ目は滑りにくさが低くなることです。とくに、ペットを飼っている人や小さい子どもがいる家庭では、フローリングに滑りにくさを期待する人がいます。しかし、ガラスコーティングしてもグリップ性が上がるわけではありません。薄膜であることを第一にしているガラスコーティング。グリップ性は、塗膜の厚さに関係します。

そのため、他の種類と比べてグリップ性が上がりにくいという特徴があるのです。ペットや子どものために、フローリングの滑りにくさを重視したいという人は、ガラスコーティングの施工を検討し直すことをおすすめします。

 

程よいマット感のガラスコーティング。本来のフローリングの素材を大切にしたいという人やインテリアに合わせたいという人にも人気のコーティングです。フローリングの耐久性はしっかり底上げされ、傷がつきにくい床に生まれ変わります。ガラスコーティングは完全に硬化するまでに1〜2週間かかります。施行後は、塩素系の洗剤や薬品を床に落とすことがないよう充分に気を付けてください。