PR 仙台市でおすすめ!フロアコーティング
COLUMN
フロアコーティング関連コラム

フロアコーティング後の臭いが気になる!人体に影響はない?

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/03/22


家のリフォームなどで塗装を行う場合、気になるのは臭いでしょう。塗料は独特な臭いがあり、個人差はありますが不快なだけでなく体調を崩してしまう人もいるくらいです。フロアコーティングでも、塗装と同じように臭いを心配する人もいるはず。そこでこちらでは、フロアコーティングの臭いは人体に影響はないのか解説します。

フロアコーティング独特の臭い

フロアコーティングは、床に専用のコーティング剤を塗るということで工事の種類としては塗装の一種になります。コーティング剤は化学物質や油脂が含まれており、溶剤を使用する場合もあるので、それらの臭いがするのが一般的です。

具体的には、シンナーのような塗装に使用する塗料に似たような臭いがします。ただし、コーティング剤にも種類があって比較的臭いのしないもの、臭いが気になるものがあるので、解説しましょう。

水性のフロアコーティング剤

こちらはあまり臭いが気にならないコーティング剤です。使用するにあたり、水で薄める必要があるコーティング剤で、化学的な成分や多少臭いがある成分が含まれていても水で薄める分、それほど気にならなくなります。ただし、臭いに敏感な人なら施工直後は気になる場合もあるでしょう。

油性のフロアコーティング剤

フロアコーティングを施工した後で、臭いが気になるといわれるのがこちらの油性フロアコーティング剤になります。油性フロアコーティング剤自体が強い臭いを発生するわけではなく、コーティング剤を施工できる状態にするため、薄めるために使用する有機溶剤が臭いの原因です。油性のフロアコーティング剤は原料に樹脂が使われており、粘度が高く硬いため溶剤で薄めなければきれいに塗布できません。

溶剤は揮発性のある有機溶剤が用いられ、これが強いシンナー臭を発生するのですが、揮発する物質であることから時間の経過とともに臭いはしなくなっていきます。塗布したコーティング剤が乾き、固まって完全に硬化した後は臭いが発生するようなことはありません。

フロアコーティングの臭いは人体に影響はない?

「シンナー臭」ときくと、体に悪そうなイメージを持ってしまうのではないでしょうか。たしかに、有機溶剤は人体に無害な物質ではなく、悪影響を及ぼす恐れがある有害物質であることは事実です。ただし、世の中にはフロアコーティング剤と同様に、有機溶剤で薄めた上で塗布される樹脂塗料使用の製品は数多くあり、もしそのような製品が危険なら販売されることはありません。

先ほども説明したように、有機溶剤は揮発してしまえば臭うことがなく、製品に残っているのはしっかりと塗布された樹脂塗料のみです。フロアコーティングの施工直後は臭いが気になるかもしれませんが、住み続けることで人体へのダメージが蓄積されることはないので安心してください。また、コーティング剤が完全に硬化してから入居すれば臭いの心配も不要になるので、新築の家でフロアコーティングするなら入居日まで余裕をもって施工してもらうようにしましょう。

臭いが少ないコーティング剤もある

人体への影響を心配することはないとはいえ、臭いに敏感な家族がいるならやっぱり不安があるでしょう。臭いで気分が悪くなったり、集中力がなくなってしまったりするのは困るものです。もし臭いが心配なら、臭いが少ないコーティング剤もあるので施工業者に問い合わせ相談してみることをおすすめします。

フロアコーティングを行うときの注意点

油性タイプのコーティング剤を使用してフロアコーティングを行う場合、注意しなければならないのが換気です。コーティング剤を薄める有機溶剤がすっかり揮発してしまうまではシンナー臭がする上、コーティング剤が完全に硬化したとしても臭いを感じることがあります。

そのため、施工後はしっかり換気を行うことが重要で、できれば数日間、最低でも施工後の1日は換気を行うようにしてください。フロアコーティングの工事が完了し数日経過してからの入居でも、その間に換気が充分行われていないと臭いが残っていることもあります。臭いに敏感な人なら、とくに念入りに換気するのがおすすめです。また、人間は気がつかなくても犬や猫などのペットが臭いを感じてしまい、体調を崩したりする場合もあります。

そのため、フロアコーティング施工後は臭いがしないから大丈夫と思わず、換気は必ず行うようにしましょう。また、換気以外にもフロアコーティングを行うときに注意したい点として、施工直後は入室しないということがあります。フロアコーティングを施工したら通常半日程度入室を控えて、コーティングが完全硬化するまで待たなければなりません。

できれば入室・入居するのは施工後の翌日以降がおすすめです。まだ硬化していないのに入室してしまえば、せっかくコーティングしたのに足あとをつけてしまうことになってしまいます。そうなれば補修が必要になり、入室・入居が遅れてしまうので注意してください。

まとめ

フロアコーティングは、コーティング剤の種類によって臭いが気になることがあります。油性タイプのコーティング剤を薄めるための有機溶剤が、揮発するときにシンナー臭を発生させるからです。塗布してから時間が経過することで臭いの原因となる有機溶剤は揮発してしまい、人体に悪影響を及ぼすことはなくなります。ただし、完全硬化して有機溶剤が揮発してしまっても、工事を行った室内は臭いが残りがち。そのため、換気は充分に行うようにしてください。臭いに敏感な人なら、より臭いが少ないタイプのコーティング剤を使用できないか、施工業者に相談してみることをおすすめします。